ラムとマトンの違いとは?味・香り・料理法を徹底比較!
「ラム」と「マトン」はどちらも羊の肉を指しますが、年齢や風味、調理法に違いがあります。
スーパーやレストランで見かけることも多いこの2つ、どちらも同じ「羊肉」ながら、食べ比べるとその違いは明確です。
今回は、ラムとマトンの違いを年齢・味・香り・料理法の観点からわかりやすく解説します。
ラムとは?
ラム(Lamb)とは、生後おおよそ12か月未満の子羊の肉を指します。
柔らかくクセが少ないため、羊肉初心者にも食べやすいのが特徴です。
脂肪の融点が低く、口に入れるとすぐにとろけるような食感を楽しめます。
・生後1年未満の子羊
・肉質がやわらかくジューシー
・臭みが少なくマイルドな風味
・ステーキやグリル、ジンギスカンなどに最適
マトンとは?
マトン(Mutton)は、生後2年以上経過した成羊の肉のことを指します。
しっかりとした歯ごたえと濃厚な風味が特徴で、羊特有の香り(いわゆる「羊臭」)が強く感じられます。
香辛料を効かせた料理やカレー、煮込みなどに向いています。
・2年以上の成羊
・肉質がしっかりして噛み応えがある
・風味が強く独特の香りがある
・スパイス料理や煮込み料理に最適
ラムとマトンの違いを比較表でチェック!
項目 | ラム | マトン |
---|---|---|
年齢 | 生後1年未満 | 2年以上 |
肉質 | 柔らかくジューシー | しっかりして弾力がある |
風味 | クセが少なく食べやすい | 香りが強く濃厚な味わい |
色 | 淡い赤色 | 濃い赤色 |
おすすめ料理 | ジンギスカン、グリル、ソテー | カレー、煮込み、スパイス料理 |
価格 | やや高価 | 比較的安価 |
ラムが人気の理由
ラムは、柔らかくクセが少ないことから、日本ではマトンよりも一般的に好まれています。
特に北海道の「ジンギスカン」では、ラム肉が主流です。脂が甘く、焼いても臭みが出にくいため、初心者でも食べやすいのが魅力です。
マトンの奥深い味わい
マトンはラムよりも旨味が濃く、スパイスとの相性が抜群です。
インド料理や中東料理ではマトンが多く使われ、カレーやケバブ、煮込み料理でその力強い味を楽しめます。
「羊好き」な人にはたまらない味わいです。
ラムとマトンの選び方のポイント
・初めて羊肉を食べるならラム
・スパイス料理や濃厚な味を楽しみたいならマトン
・香りが気になる人は、下処理でハーブやワインを使うと◎
まとめ:ラムとマトンの違いは“年齢と風味”
ラムとマトンの違いを一言でいえば、羊の年齢と風味の濃さです。
ラムは若くてやわらかく、マトンは成熟して香りが強い。どちらにもそれぞれの良さがあり、料理によって使い分けることで、羊肉の魅力を存分に楽しめます。
あなたもぜひ、ラムとマトンの食べ比べをしてみてください。
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