メークイーンと男爵芋の違いを徹底解説!見分け方・料理の向き不向きも紹介
スーパーでよく見かける「メークイーン」と「男爵芋」。どちらも人気のじゃがいもですが、実は食感や向いている料理がまったく違います。
本記事では、メークイーンと男爵芋の特徴・違い・料理への使い分け方を、初心者にもわかりやすく解説します。
メークイーンと男爵芋の基本情報
まずは、どちらも同じ「じゃがいも」の仲間ですが、品種としてのルーツが異なります。
- 男爵芋(だんしゃくいも):北海道で栽培が始まった、最も一般的な品種。
- メークイーン:イギリス生まれの品種で、日本では昭和初期から栽培が普及。
どちらも家庭料理に欠かせない存在ですが、実際の見た目や味わい、調理法には大きな差があります。
メークイーンと男爵芋の違いを比較
| 項目 | メークイーン | 男爵芋 |
|---|---|---|
| 形 | 細長く楕円形 | 丸くてゴツゴツした形 |
| 皮の色 | やや黄色がかった薄い茶色 | 淡いベージュ色 |
| 肉質 | ねっとり・しっとり | ホクホクしてやわらかい |
| 煮崩れ | しにくい | 崩れやすい |
| 甘み | やや甘い | 素朴な風味 |
| 向いている料理 | 煮物・カレー・シチュー | ポテトサラダ・コロッケ・マッシュポテト |
食感の違い
男爵芋は「ホクホク系」。ゆでたり蒸したりすると空気を含んでふんわりとした食感になり、ポテトサラダやコロッケにぴったりです。
一方、メークイーンは「しっとり系」で、加熱しても崩れにくく、煮崩れが嫌なシチューや肉じゃがに向いています。
味の違い
メークイーンはやや甘みがあり、ねっとりとした口当たりが特徴。
男爵芋はあっさりした味わいで、素材そのものの風味を生かしたい料理に最適です。
見分け方のポイント
スーパーで見分ける際は、以下の点をチェックしましょう。
- 形が丸くてでこぼこ → 男爵芋
- 細長くてツルッとしている → メークイーン
また、男爵芋は皮がやや厚く芽が深いのに対し、メークイーンは皮が薄く芽も浅いという特徴があります。
料理別おすすめの使い方
● ポテトサラダ・コロッケ
ホクホク感を出したい場合は男爵芋がおすすめ。つぶしたときに軽く空気を含み、ふんわりとした口当たりになります。
● 肉じゃが・カレー・シチュー
煮込み料理にはメークイーンが最適。長時間加熱しても崩れにくく、形を保ちながら味がよく染みます。
● フライドポテト・じゃがバター
フライドポテトにはどちらでも使えますが、外はカリッ、中はホクホクに仕上げたいなら男爵芋、もっちり系が好きならメークイーンがおすすめです。
栄養面の違い
実は、栄養価には大きな差はありません。どちらも炭水化物を多く含み、ビタミンC・カリウム・食物繊維が豊富です。
ただし、男爵芋の方が水分がやや少なく、カロリーがやや高めになる傾向があります。
まとめ:メークイーンと男爵芋は「使い分け」がカギ!
メークイーンと男爵芋は、どちらが優れているというよりも、料理によって使い分けるのがポイントです。
ホクホク感が欲しいなら男爵芋、
煮崩れしにくく味を染み込ませたいならメークイーン。
この違いを知っておくだけで、普段の料理がぐっと美味しくなります。ぜひ今日の献立で、どちらのじゃがいもを使うか意識してみてくださいね。


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