マグロの「赤身」と「トロ」の違いとは?部位・味・値段を徹底解説!
寿司や刺身の定番といえば、やっぱりマグロ。
一口にマグロといっても、「赤身」「中トロ」「大トロ」といった名前が並びますよね。
見た目も味も全然違うこの3種類、いったい何が違うのでしょうか?
この記事では、マグロの部位・味・栄養・値段の違いをわかりやすく解説します🐟🍣
マグロの赤身とトロの違いは「部位」と「脂の量」
まず結論から言うと、マグロの「赤身」と「トロ」の違いは次の2点です。
- 部位が違う(体のどの部分か)
- 脂の量が違う(含まれる脂肪の割合)
マグロの体は大きく分けて、背中側=赤身、腹側=トロです。
つまり、同じマグロでも「どの部位を切り取るか」で名前が変わるんですね。
マグロの部位と特徴
| 名称 | 部位 | 脂の量 | 味の特徴 |
|---|---|---|---|
| 赤身 | 背中側(背肉) | 少ない | さっぱり、鉄分が多くコクのある味 |
| 中トロ | 腹の中央部分 | 中くらい | 脂と赤身のバランスが絶妙 |
| 大トロ | 腹の前方・頭に近い部分 | 非常に多い | とろけるような甘みと旨味 |
つまり、マグロの部位によって脂の入り方が違い、
それが「赤身」「中トロ」「大トロ」と名前を変えているのです。
赤身とは?〜マグロの“本来の味”を楽しむ〜
赤身(あかみ)は、マグロの背中側の筋肉部分。
筋肉の中にはミオグロビンという赤い色素が多く含まれており、この成分が赤身の色を生み出します。
脂が少なく、鉄分や旨味が強いため、キリッとした味わいが特徴です。
醤油との相性がよく、江戸前寿司では「赤身こそ王道」とされるほど。
また、低カロリー・高タンパクで、ダイエット中にも人気の部位です。
トロとは?〜脂の旨味がとろける高級部位〜
トロはマグロの腹部の肉で、脂がたっぷりと入った部位です。
マグロの脂は常温でもとろける不飽和脂肪酸が多く含まれており、
口の中で“とろける”食感が生まれます。
そのため「トロ」という名前は、実は「とろける」からきているとも言われています。
中トロと大トロの違い
- 中トロ:赤身と脂のバランスが取れた人気部位。寿司屋では一番人気。
- 大トロ:脂が最も多く、希少部位。マグロ1匹から少量しか取れない。
高級寿司店では大トロが最上級品として扱われ、赤身の数倍の値段になることもあります。
味・食感・値段の違いを比較
| 項目 | 赤身 | 中トロ | 大トロ |
|---|---|---|---|
| 味 | さっぱり、旨味が濃い | バランス良く濃厚 | とろけるように甘い |
| 食感 | しっかり、弾力あり | なめらかで柔らかい | 口の中でとろける |
| 値段(目安) | 安い(1貫100〜300円) | 中間(1貫300〜800円) | 高級(1貫800円〜数千円) |
| 脂の量 | 少ない | 中くらい | 非常に多い |
| カロリー | 約125kcal/100g | 約200kcal/100g | 約300kcal/100g |
日本人とマグロの関係:赤身からトロへの変化
昔の日本では、脂の多いトロは「傷みやすく保存が難しい」として敬遠され、
赤身の方が高級とされていました。
しかし戦後、冷凍技術の発達により脂の乗ったトロが流通可能になり、
「トロ=高級・美味しい」というイメージが定着しました。
今では「赤身」「中トロ」「大トロ」を食べ比べるのも、寿司の楽しみの一つですね🍣
まとめ:マグロの赤身とトロの違いは“脂と部位”
| 項目 | 赤身 | トロ(中トロ・大トロ) |
|---|---|---|
| 部位 | 背中側 | 腹側 |
| 脂の量 | 少ない | 多い |
| 味 | さっぱり、濃い旨味 | 甘く、とろけるような味わい |
| 人気 | 通好み | 万人受け、高級志向 |
つまり、マグロの「赤身」と「トロ」は、同じ魚でも部位によって全く別の味を持っています。
あっさり派なら赤身、贅沢気分ならトロ。
今日はどちらを選びますか?🍣✨


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