新鮮なクレソンはどっち？見分け方と選び方のコツ

サラダやスープ、ステーキの付け合わせなどに使われるクレソン。
独特のピリッとした辛味と爽やかな香りが魅力の水生野菜です。
しかし、クレソンはとてもデリケートで、鮮度が落ちやすい野菜のひとつ。
スーパーで購入するときに「これ本当に新鮮？」と迷うこともあります。
この記事では、初心者でも簡単に分かる新鮮なクレソンの見分け方を解説します。

クレソンとは？特徴と栄養

クレソンはアブラナ科の水生植物で、ヨーロッパや北米原産です。
川や水辺で育つことから「水のペパーミント」とも呼ばれることがあります。
葉や茎は緑色で、シャキシャキとした食感と辛味が特徴です。
栄養面ではビタミンA・C・Kやカルシウム、鉄分、葉酸などを多く含み、抗酸化作用や骨の健康維持に役立ちます。

新鮮なクレソンと古いものの違い

クレソンは水分を多く含むため、少しでも時間が経つと葉がしおれたり茎が柔らかくなり、風味が落ちます。
新鮮かどうかは、葉・茎・香り・色を見れば簡単に判断できます。

葉の色とハリで選ぶ

新鮮なクレソンは、葉が濃い緑色でツヤがあります。
葉先が黒ずんでいたり、全体が黄ばんでいるものは鮮度が落ちています。
また、葉の形が均一でピンと立っているものを選ぶことで、シャキシャキ感を保てます。

茎の状態をチェック

茎は白っぽくみずみずしいものが新鮮です。
柔らかくしおれていたり、ぬめりがあるものは鮮度が落ちているサイン。
手で軽く曲げたときに弾力がある茎を選ぶと、食感が良いクレソンが手に入ります。

香りで鮮度を見極める

クレソンの魅力は、爽やかな香りとピリッとした辛味です。
新鮮なものは葉を触ったり軽く香るだけでフレッシュな香りが感じられます。
香りが弱い、または酸っぱい臭いがあるものは避けましょう。

旬の時期と美味しい季節

クレソンの旬は春（3〜5月）と秋（9〜11月）。
涼しい水辺で育つため、暑さや寒さが強い時期は辛味が強くなったり、味が落ちることがあります。
旬の時期に購入すると、香りや食感、栄養価が最も高い状態で楽しめます。

保存方法のコツ

冷蔵保存

クレソンは乾燥や温度変化に弱いため、購入後はできるだけ早く使うのが理想です。
保存する場合は、濡らしたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室へ。
立てて保存すると、葉が潰れず長持ちします。2〜3日以内に使い切るのがベストです。

冷凍保存はおすすめできない

クレソンは水分が多く、冷凍すると食感と香りが損なわれます。
余った場合は刻んでスープや炒め物に使う程度に留めましょう。

おすすめの食べ方

• サラダ：生で食べるのが香りを楽しむ一番の方法。
• スープやポタージュ：最後に加えると爽やかな香りが引き立つ。
• ステーキの付け合わせ：ピリッとした辛味が肉料理と相性抜群。
• パスタやオムレツ：香りと彩りを加えるアクセントに。

クレソンの豆知識

クレソンは水生野菜の中でも栄養価が高く、ビタミンやミネラル、抗酸化成分を豊富に含みます。
特にビタミンKは骨の健康に重要で、葉酸は妊婦や女性に嬉しい栄養素です。
また、古くからヨーロッパでは「デトックス野菜」として親しまれてきました。

まとめ：新鮮なクレソンを選ぶポイント

• 葉の色が濃くツヤがある
• 葉先がピンと立ってしおれていない
• 茎が白くみずみずしい
• 香りが爽やかでピリッとした辛味がある
• 袋の中に水滴が少なく、葉がシャキッとしている

クレソンは鮮度が命の野菜です。
新鮮なものを選ぶことで、香り、食感、栄養価が格段に違います。
スーパーで購入する際は、葉・茎・香りをチェックして、元気なクレソンを手に入れましょう。