きゅうりとズッキーニの違いを分かりやすく解説
夏野菜としてよく見かけるきゅうりと、イタリア料理などで使われるズッキーニ。
見た目が似ているため「同じような野菜?」と思われがちですが、実は全く違う植物です。
今回は、見た目、味、食感、栄養、料理の使い方などのポイントで比較しながら、違いを分かりやすく解説します。
きゅうりとズッキーニの基本情報
きゅうり:ウリ科の植物で、日本では夏に旬を迎える野菜です。水分が多く生食で食べられることが多く、サラダや浅漬けに向いています。
ズッキーニ:カボチャ科の植物で、イタリアが原産です。日本では夏から秋が旬。きゅうりに似ていますが、火を通して料理に使うことが一般的で、炒め物やグリル、煮込み料理に向いています。
きゅうりとズッキーニの違い一覧
| ポイント | きゅうり | ズッキーニ |
|---|---|---|
| 科・種類 | ウリ科 | カボチャ科 |
| 外見 | 緑色で表面にイボがあることもある。細長い形が一般的 | 濃い緑や黄色で、表面がなめらか。太めで直線的な形 |
| 水分量 | 非常に多く、90%以上 | やや少なめで80%前後 |
| 味・風味 | 淡泊でシャキシャキ、ほんのり青臭い | 淡泊で火を通すと甘みが出る。青臭さはほぼない |
| 食感 | 生でシャキシャキ食感 | 加熱するとやわらかくなるが、加熱方法でしっかり食感も楽しめる |
| 食べ方 | 生食向き(サラダ、浅漬け、和え物) | 加熱向き(炒め物、グリル、煮込み、スープ) |
| 栄養 | ビタミンC、カリウム、水分多めで低カロリー | ビタミンC、カリウム、食物繊維、βカロテンも含む |
| 旬 | 6~8月 | 6~10月 |
どちらを選ぶかのポイント
生で食べたい場合やサラダ、浅漬けに使うならきゅうりがおすすめ。
火を通して料理の一品にしたい場合はズッキーニが向いています。
料理での使い分け例
- きゅうり:サラダ、冷やし中華、ピクルス、浅漬け、サンドイッチ
- ズッキーニ:ラタトゥイユ、パスタ、炒め物、グリル、煮込みスープ
まとめ
見た目が似ていても、きゅうりはウリ科、生食向き、ズッキーニはカボチャ科、加熱向きという大きな違いがあります。
栄養面でもやや異なり、用途に応じて使い分けることで料理の幅が広がります。
スーパーで迷ったら、まず「生で食べるか加熱するか」を基準に選ぶと失敗がありません。


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