退職届と退職願の違いとは?正しい使い分け
会社を辞める際に提出する書類として、「退職届」と「退職願」があります。
似た言葉ですが、意味や法的な扱いは大きく異なります。
本記事では、退職届と退職願の違いを中心に、提出時の注意点についてわかりやすく解説します。
退職願とは何か
退職願とは、「退職したい」という意思を会社に申し出るための書類です。
あくまでお願いの位置づけであり、会社が承認することで初めて退職が成立します。
そのため、退職願を提出した段階では、原則として撤回することも可能です。
上司との話し合いを前提とした、初期段階の意思表示と考えるとよいでしょう。
退職届とは何か
退職届は、「退職することが確定した」という事実を会社に通知する書類です。
会社の承認を前提とせず、提出時点で退職の意思が確定します。
一度提出すると、原則として撤回はできません。
そのため、退職日や引き継ぎ内容が確定した後に提出するのが一般的です。
退職届と退職願の違い
| 項目 | 退職願 | 退職届 |
|---|---|---|
| 意味 | 退職の申し出 | 退職の確定通知 |
| 法的効力 | 弱い | 強い |
| 撤回の可否 | 原則可能 | 原則不可 |
| 提出時期 | 相談段階 | 退職確定後 |
どちらを提出すべきか
会社によっては「退職願のみ」「退職届のみ」と指定されている場合があります。
まずは就業規則を確認し、会社のルールに従うことが重要です。
一般的には、円満退職を目指す場合は退職願から始め、
話し合いがまとまった後に退職届を提出する流れが多くなっています。
即日退職との関係
やむを得ない事情がある場合、即日退職を検討するケースもあります。
その場合は、退職願ではなく退職届を提出することが多くなります。
即日退職については、以下の記事で詳しく解説しています。
労働契約との関係も重要
退職の可否や手続きは、労働契約の内容によっても左右されます。
契約書の種類や位置づけについて理解しておくことも大切です。
まとめ
退職願は「お願い」、退職届は「確定通知」という点が最大の違いです。
状況に応じて正しく使い分けることで、トラブルを防ぎ、円満な退職につながります。
提出前には就業規則や契約内容を確認し、慎重に判断しましょう。


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