ぶなしめじと本しめじの違いは?味・香り・価格・特徴をわかりやすく解説
「ぶなしめじ」と「本しめじ」。
どちらも”しめじ”と名前は付いていますが、実は全く別物のきのこです。
スーパーでよく見かけるのは「ぶなしめじ」。
一方、「本しめじ」は希少価値が高く、「香り松茸、味しめじ」と呼ばれるほど旨味が強い高級きのこです。
この記事では、初心者にも分かりやすいように、両者の違いを
・味
・香り
・食感
・価格
・栽培方法
・見た目
・流通量
の項目で徹底比較。料理に使うときのポイントも紹介します。
ぶなしめじと本しめじの違い【比較表】
| 項目 | ぶなしめじ | 本しめじ |
|---|---|---|
| 正式名称(学名) | ヒラタケ属(Hypsizygus marmoreus) | シロシメジ属(Lyophyllum shimeji) |
| 味 | クセが少なく食べやすい | 旨味が濃く、香りも豊か |
| 香り | 控えめで上品 | 強く、きのこの香りがしっかり |
| 食感 | コリッとした歯ごたえ | プリッとしていて肉厚 |
| 価格 | 安い(100~200円程度) | 高級(300~500円以上) |
| 流通量 | 非常に多い(スーパーの定番) | 限定的で希少 |
| 栽培方法 | 人工栽培が主流で大量生産可能 | 栽培が難しいため生産量が少ない |
| 見た目 | 傘が小さめ、白〜薄茶色 | 傘が丸く大きい、濃い茶色 |
ぶなしめじとは?特徴を解説
ぶなしめじは、現在スーパーで最も広く出回っている「しめじ」の代表格。
名前に「しめじ」と付いているものの、厳密には本来の「しめじ」とは別の種類です。
● 味と香り
クセがなく上品な旨味で、どんな料理にも合う万能きのこです。香りは控えめなので、香りが強い食材とも相性が良いです。
● 食感
コリコリと歯ごたえがあり、炒め物や鍋料理に最適。
● 価格と流通量
100〜200円ほどと安価で、一年を通じて大量に流通しています。
人工栽培技術が進んでいるため、生産が安定しているのも特徴です。
本しめじとは?名前の通りの“本物のしめじ”
「本しめじ」は、その名の通り“本物のしめじ”です。
古来より、日本ではきのこの王様と言えば「本しめじ」と言われていました。
● 味と香り
「香り松茸、味しめじ」と言われるほど、旨味が非常に強く、風味豊かなきのこです。ほのかな甘みもあり、噛むほど旨味が広がります。
● 食感
肉厚でプリッとした食べ応えがあります。煮ても焼いても縮みにくいのが特徴です。
● なぜ高級なの?
本しめじは栽培が難しく、生産量が限られています。
そのため、スーパーでも見かける頻度は少なく、価格も高め。旬の時期(秋〜冬)に限定的に販売されることが多いです。
料理で使うならどっち?おすすめ料理を紹介
● ぶなしめじに合う料理
- 炒めもの(豚肉・鶏肉と相性◎)
- 味噌汁・スープ
- 鍋料理
- パスタ
- 炊き込みご飯
クセがないため、どんな料理に入れてもおいしくまとまります。
● 本しめじに合う料理
- 焼き物(バター醤油が絶品)
- 天ぷら
- 炊き込みご飯
- 土瓶蒸し
- 和風パスタ
旨味と香りが強いため、シンプルな調理法で素材の良さが際立ちます。
まとめ:ぶなしめじと本しめじは全くの別物!
ぶなしめじは安価で手軽に使える万能きのこ。
一方、本しめじは香り・旨味が非常に強い高級きのこです。
同じ「しめじ」と名が付いていますが、
味・香り・食感・価格・栽培方法・希少性のすべてが異なる
と言ってよい別物です。
料理の目的に合わせて使い分けると、食卓がぐっと豊かになりますよ。


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