1バレルってどのくらい?単位の意味とケンタッキーの由来
ニュースや経済の話題でよく耳にする「バレル」という言葉。特に「原油価格は1バレル〇ドル」といった表現で見かけることが多いですが、実際にどのくらいの量なのかイメージできる人は少ないかもしれません。
また、ファストフード店のケンタッキーにも「バーレル」という商品があります。この2つには関係があるのでしょうか?
この記事では、1バレルの量の目安から、使われる場面の違い、さらにケンタッキーとの関係まで、初心者でもわかりやすく解説していきます。
バレルとは何の単位?
「バレル(barrel)」とは、もともと英語で「樽(たる)」を意味する言葉です。つまり、液体などを入れる容器のサイズがそのまま単位として使われるようになりました。
ただし、重要なのは「何のバレルかによって量が違う」という点です。実はバレルは世界共通で1つの容量ではなく、用途によって定義が異なります。
1バレルはどのくらいの量?
最も有名なのは石油の単位としてのバレルです。この場合、1バレルは次のように定義されています。
- 1バレル(原油)=約159リットル
159リットルといわれてもピンと来ないかもしれませんが、一般的な家庭用のお風呂が約200リットルなので、バレルは「お風呂の約8割くらい」と考えるとイメージしやすいでしょう。
また、ペットボトル(2リットル)で換算すると約80本分になります。かなりの量であることがわかります。
なぜ159リットルという中途半端な数字なの?
1バレルが159リットルという半端な数になっているのは、アメリカの歴史に由来します。
19世紀のアメリカでは、石油を輸送する際に「42ガロンの樽」が使われていました。この42ガロンが現在の約159リットルにあたります。
つまり、実際に使われていた樽のサイズがそのまま「1バレル」として定着したのです。
バレルは石油だけじゃない
バレルは石油以外にも使われることがありますが、用途によって容量が変わります。
| 用途 | 1バレルの量 |
|---|---|
| 原油(石油) | 約159リットル |
| ビール(アメリカ) | 約117リットル |
| ワイン | 約225リットル(一般的な樽) |
このように、同じ「バレル」という言葉でも、業界ごとに意味が異なるため注意が必要です。
ケンタッキーの「バーレル」との関係
ケンタッキーフライドチキンには「オリジナルチキンバーレル」という商品があります。この「バーレル」も、実は同じく「樽」が由来です。
創業者のカーネル・サンダースは、チキンをまとめて提供する際に「樽のような大きな容器」に入れて販売しました。その見た目がまさにバレルだったため、この名前が使われるようになったのです。
つまり、ケンタッキーのバーレルは「量の単位」ではなく、「樽型の容器」という意味で使われています。
石油のバレルとケンタッキーは関係ある?
結論からいうと、直接的な関係はありません。
石油のバレルは「容量の単位」、ケンタッキーのバーレルは「容器の名前」です。ただし、どちらも「樽」という同じ語源から来ている点は共通しています。
つまり、
- 石油 → 樽の容量が単位になった
- ケンタッキー → 樽の見た目が商品名になった
という違いがあります。
バレルという単位が今も使われる理由
現在では、実際に石油を樽で運ぶことはほとんどありません。しかし、バレルという単位は今も世界中で使われています。
その理由は主に以下の通りです。
- 歴史的に定着しているため変更しにくい
- 国際的な取引で統一されている
- 短くて扱いやすい単位である
特に石油市場では、バレルは価格や取引量を示す基準として欠かせない存在となっています。
まとめ
1バレルは用途によって異なりますが、石油の場合は約159リットルというかなり大きな量です。
そして、ケンタッキーのバーレルは単位ではなく、樽の形をした容器から来た名前でした。
一見まったく違う分野の言葉に見えますが、どちらも「樽」という共通のルーツを持っています。
こうした言葉の背景を知ることで、ニュースや日常の会話もより深く理解できるようになります。ぜひ覚えておきたい豆知識のひとつです。

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