新鮮なピーマンの見分け方|ツヤ・ヘタ・ハリでわかる鮮度チェック
炒め物や肉詰め、ナポリタンなど、いろいろな料理に使える「ピーマン」。
一年中スーパーで見かけますが、実はピーマンにも“鮮度の違い”があります。
見た目ではあまり差がないように思えても、新鮮なものを選ぶとシャキッとした食感と甘みがまったく違うんです。
今回は、スーパーで使える新鮮なピーマンの見分け方を紹介します!
新鮮なピーマンは「ツヤ」「ヘタ」「ハリ」「重さ」で見分ける!
ピーマンの鮮度は、皮やヘタを見れば簡単に判断できます。
まずは、以下の比較表でポイントをチェックしてみましょう。
| チェックポイント | 新鮮なピーマン | 鮮度が落ちたピーマン |
|---|---|---|
| 皮のツヤ | 表面にハリとツヤがあり、光沢がある | ツヤがなく、くすんでシワがある |
| 色 | 濃い緑色でムラが少ない | 全体的に黄緑色や茶色っぽく変色している |
| ヘタ | みずみずしく、濃い緑色でピンとしている | 黒ずんで乾燥している、または柔らかい |
| 重さ | 手に持つとずっしり重い | 軽く、スカスカした感触 |
特に注目すべきは「ヘタ」の状態!
ピーマンの鮮度を最もよく表すのがヘタです。
ヘタが濃い緑色で、ピンと立っているものは新鮮。
逆に、ヘタが黒ずんで乾いているものは時間が経っており、水分が抜けているサインです。
また、ヘタの部分に白いカビのようなものが見えたら要注意。これは劣化の初期症状で、すぐに傷み始めています。
購入時には、ヘタの色と弾力を必ずチェックしましょう。
ツヤとハリも大切な鮮度の証
新鮮なピーマンは、皮にハリとツヤがあります。
表面がピンとしていて、触ると「パリッ」とした感触があるものが◎。
一方、皮に細かいシワが寄っていたり、全体的にツヤがなくなっているものは、水分が抜けて鮮度が落ちています。
皮のハリ=中身のシャキシャキ感ですので、ここは重要なチェックポイントです。
色ムラにも注目!
ピーマンは熟すと徐々に色が変わっていき、濃い緑→黄緑→赤やオレンジへと変化します。
赤やオレンジのピーマン(完熟ピーマン)は甘くて美味しいですが、
緑ピーマンとして売られているのに黄ばみがある場合は、鮮度が落ちている可能性が高いです。
緑が濃くムラが少ないものを選びましょう。
ピーマンの形や大きさでもわかる!
形がふっくらとしていて、角がはっきりしているものは新鮮な証拠。
反対に、形がしぼんでいたり、ヘタ周りがへこんでいるものは水分が抜けています。
また、ずっしり重いピーマンほど中身が詰まっていてみずみずしいです。
手に取って「軽い」と感じたら、避けたほうが無難です。
保存方法|ピーマンの鮮度を長持ちさせるコツ
ピーマンは乾燥に弱く、冷えすぎると痛みやすい野菜です。
冷蔵庫で保存する場合は、野菜室(10℃前後)が最適。
1個ずつキッチンペーパーや新聞紙に包み、ポリ袋に入れて口を軽く閉じて保存しましょう。
この方法で約1週間ほど新鮮さをキープできます。
カットしたピーマンは、水気をよく拭き取ってからラップで密封し、冷蔵庫で保存。なるべく2〜3日以内に使い切りましょう。
豆知識:ピーマンとパプリカの違い
よく似ているピーマンとパプリカ。実は同じナス科トウガラシ属の仲間ですが、品種が異なります。
ピーマンは苦みがあり、果肉が薄く、緑色の状態で収穫されます。
一方、パプリカは果肉が厚く、完熟して赤・黄・オレンジになってから収穫されるため甘みが強いのです。
つまり、ピーマンも熟せばパプリカのような甘い味に変わります。
新鮮なピーマンは甘みと苦みのバランスがよく、どんな料理にも使いやすい万能野菜なんです。
まとめ|新鮮なピーマンを見分けるポイント
最後に、新鮮なピーマンを見分けるコツをおさらいしましょう。
- 皮にハリとツヤがある
- ヘタが濃い緑色でみずみずしい
- 色が濃くムラが少ない
- 手に持つとずっしり重い
- 表面がしわっぽくない
この5つを意識すれば、スーパーでも失敗せずに選べます。
パリッと新鮮なピーマンを選んで、炒め物や肉詰めをさらに美味しく楽しみましょう!


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