未払い賃金の請求方法をわかりやすく解説
未払い賃金とは、働いたにもかかわらず、本来支払われるはずの給与や残業代が支払われていない状態を指します。
「会社に言いづらい」「どうやって請求すればいいかわからない」と悩む方も多いですが、未払い賃金の請求は労働者の正当な権利です。
この記事では、未払い賃金が発生した場合の具体的な請求方法を、順を追って解説します。
未払い賃金とは何か
未払い賃金には、基本給だけでなく、残業代・深夜手当・休日出勤手当なども含まれます。
会社が独自に定めた規則よりも、労働基準法などの法律が優先されるため、
「うちの会社は残業代が出ない」という説明は通用しないケースが多くあります。
賃金の支払いは、労働基準法第24条で「全額払い」が原則と定められており、
正当な理由なく支払われない賃金は違法となります。
未払い賃金を請求する前の準備
未払い賃金を請求する際は、事前準備が非常に重要です。
感情的に訴えるのではなく、客観的な証拠をそろえることで、請求がスムーズに進みます。
証拠として有効なもの
- 雇用契約書・労働契約書
- 給与明細
- タイムカードや勤怠管理システムの記録
- 業務日報やシフト表
- 業務指示のメールやチャット履歴
これらの資料をもとに、「いつ」「どれだけ」「何が」支払われていないのかを整理しておきましょう。
会社へ未払い賃金を請求する方法
まずは、会社に対して未払い賃金の支払いを求めることが基本です。
口頭での申し出でも構いませんが、証拠を残すためにも書面やメールでの請求がおすすめです。
請求時に伝える内容
- 未払い賃金の内容(残業代など)
- 未払いが発生している期間
- 請求金額の目安
- 支払いを求める期限
冷静かつ事実ベースで伝えることがポイントです。
会社が応じない場合の対処法
会社が未払い賃金の支払いに応じない場合は、外部機関を利用する方法があります。
その代表例が労働基準監督署への相談です。
労働基準監督署への相談
労働基準監督署は、労働基準法違反を取り締まる行政機関です。
未払い賃金の相談を行うことで、会社への是正指導が行われる可能性があります。
労働基準監督署の役割については、以下の記事でも詳しく解説しています。
未払い賃金には時効がある
未払い賃金の請求には時効があり、原則として「3年」と定められています。
時効を過ぎると請求できなくなるため、未払いに気づいたら早めに行動することが重要です。
まとめ
未払い賃金の請求は、決して特別なことではなく、労働者に認められた正当な権利です。
証拠を集め、冷静に会社へ請求し、それでも解決しない場合は労働基準監督署などの公的機関を活用しましょう。
泣き寝入りせず、正しい知識を持って行動することが大切です。


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