ゾンビタバコとは?危険な電子たばこの正体と注意点を解説!

雑学

ゾンビタバコとは?危険な電子たばこの正体と注意点を解説!

最近、ニュースやSNSなどで「ゾンビタバコ」という言葉を耳にする機会が増えています。

「ゾンビタバコって普通のタバコと何が違うの?」「電子タバコの一種なの?」「なぜゾンビという名前なの?」など、疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。

実は「ゾンビタバコ」は正式な商品名ではありません。主に、エトミデートという成分を含む電子タバコ型の製品などを指して使われる俗称です。

見た目が電子タバコやVAPEに似ているものもありますが、一般的な電子タバコとは性質が大きく異なります。

この記事では、最近話題になっているゾンビタバコとは何なのか、なぜそのような名前で呼ばれるのか、成分や危険性、法律上の扱いについて、できるだけわかりやすく解説します。

ゾンビタバコとは?

ゾンビタバコとは、主にエトミデートを含む電子タバコ型の製品を指す俗称として使われている言葉です。

「ゾンビタバコ」という名称は、正式な医学用語でも法律上の名称でもありません。

ニュースやSNSなどで広まった呼び方で、電子タバコのような器具を使って成分を吸引することから、「タバコ」という言葉が使われています。

しかし、一般的な紙巻きタバコとはまったく別のものです。

また、通常の電子タバコやVAPEと同じものでもありません。外見だけでは違いが分かりにくい場合があるため、注意が必要です。

「ゾンビ」という名前の由来は?

なぜ「ゾンビタバコ」と呼ばれるのでしょうか。

その理由は、エトミデートを摂取した場合に、意識や身体の動きに異常が現れることがあるためです。

エトミデートは海外では鎮静剤や麻酔導入薬などとして使われている医薬品成分です。一方、日本では承認されていない成分です。

この成分を含む製品を吸引すると、意識障害や身体のコントロールが難しくなるなどの健康被害が起こるおそれがあります。

その際の様子が、まるで「ゾンビ」のように見えることから、「ゾンビタバコ」という俗称が使われるようになったとされています。

エトミデートとは何?

ゾンビタバコを理解するうえで重要なのが「エトミデート」です。

エトミデートは、海外の医療現場では鎮静や麻酔導入などに使用されることがある成分です。

ただし、日本国内では医薬品として承認されていません。

厚生労働省は2025年5月、沖縄県内でエトミデートを含有する製品の乱用事例が確認されたとして注意喚起を行いました。

さらに2025年5月26日からは、エトミデートが指定薬物として扱われることになりました。

指定薬物とは、身体に使用した場合に保健衛生上の危害が発生するおそれがあるとして、法律によって規制されている物質です。

普通の電子タバコとは何が違う?

ゾンビタバコが問題になる理由の一つが、見た目だけでは一般的な電子タバコと区別しにくい場合があることです。

種類 特徴
紙巻きタバコ タバコ葉を燃焼させて煙を吸う
加熱式タバコ タバコ葉などを加熱して成分を吸引する
一般的な電子タバコ 専用リキッドなどを加熱して蒸気を吸引する
ゾンビタバコ エトミデートなどを含む製品を指す俗称

つまり、「電子タバコの形をしているから安全」とは限りません。

特に正体の分からないリキッドやカートリッジを使用することには注意が必要です。

どんな危険性があるの?

ゾンビタバコが問題視されている大きな理由は、健康被害のおそれがあることです。

エトミデートを含む製品を摂取した場合、意識や身体にさまざまな影響が出る可能性があります。

  • 意識がもうろうとする
  • 身体を思うように動かせなくなる
  • けいれんなどが起こる
  • 転倒や事故につながる
  • 呼吸に異常が起こる
  • 記憶などに影響が出る可能性がある

症状の出方には個人差があり、摂取量や体調などによっても異なります。

「少しだけなら大丈夫」と考えるのは危険です。

なぜ若者の間でも問題になっているの?

ゾンビタバコが社会問題として注目されるようになった背景には、電子タバコのような外見や、SNSを通じた情報拡散があります。

一般的な紙巻きタバコとは違い、電子タバコ型の製品は比較的目立ちにくい場合があります。

そのため、危険性を十分に理解しないまま「普通のVAPEのようなもの」と考えてしまう可能性があります。

しかし、重要なのは外見ではなく中に何が入っているのかです。

正体が分からない製品を「電子タバコだから大丈夫」と判断するのは避けたほうがよいでしょう。

ゾンビタバコは違法なの?

ここは非常に重要なポイントです。

エトミデートは2025年5月26日から指定薬物に指定されています。

厚生労働省によると、指定薬物およびそれを含む製品について、医療などの正当な用途以外での製造、輸入、販売、所持、購入、使用などは原則として禁止されています。

つまり、現在の日本ではエトミデートを含む製品を、一般的な電子タバコと同じ感覚で使用することはできません。

「知らなかった」「電子タバコだと思った」というだけで安全になるわけではありません。

普通のタバコより危険なの?

「ゾンビタバコと普通のタバコでは、どちらが危険なの?」という疑問もあるでしょう。

ただし、単純に一方と他方を比較して「こちらが何倍危険」といった判断をすることはできません。

紙巻きタバコにはニコチンやタールなどによる健康上の問題があります。

一方、ゾンビタバコと呼ばれる製品では、エトミデートなど、通常のたばことは異なる成分による急性の健康被害が問題になります。

つまり、同じ「吸う」という行為でも、含まれている成分や作用が違うということです。

見た目だけで判断しないことが大切

ゾンビタバコについて特に注意したいのが、「見た目では分からない」という点です。

電子タバコ型の器具は、一般的なVAPEなどと似ている場合があります。

そのため、友人や知人から「普通の電子タバコだよ」「ちょっと吸ってみる?」などと渡された場合でも、正体の分からないものを安易に使用しないことが大切です。

特に、成分表示が不明確なリキッドや、出所が分からないカートリッジなどには注意しましょう。

もし使用して体調がおかしくなったら?

もし正体の分からない製品を使用して、意識がもうろうとする、けいれんする、呼吸がおかしい、強い体調不良があるなどの症状が出た場合は、放置しないことが重要です。

厚生労働省も、エトミデートを含む製品を摂取している場合は使用を中止し、健康被害が疑われる場合には速やかに医療機関を受診するよう注意喚起しています。

救急車が必要と思われるほど症状が強い場合には、ためらわず救急要請を行いましょう。

「ゾンビタバコ」という名前に惑わされない

「ゾンビタバコ」という言葉はインパクトが強いため、名前だけが独り歩きしやすい言葉です。

しかし、大切なのは面白半分に名前を覚えることではなく、何が含まれている製品なのかを理解することです。

また、「タバコ」という名前が付いているからといって、紙巻きタバコや加熱式タバコと同じものだと考えてはいけません。

ゾンビタバコと呼ばれているものの中には、法律で規制されている成分を含む製品があります。

まとめ|ゾンビタバコとは危険な電子タバコ型製品

最近よく耳にする「ゾンビタバコ」とは、主にエトミデートを含む電子タバコ型製品などを指す俗称です。

正式な商品名や医学用語ではありません。

エトミデートは海外では医療に使用されることがある成分ですが、日本では医薬品として承認されておらず、2025年5月26日から指定薬物に指定されています。

摂取すると意識や身体の動きに異常が生じるなど、健康被害につながるおそれがあります。

「電子タバコのように見えるから安全」「少しなら大丈夫」と考えるのは危険です。

特に、成分や入手経路が分からない製品には手を出さないことが重要です。

「ゾンビタバコ」という言葉を聞いたときは、単なる新しいタバコの種類ではなく、違法薬物・危険ドラッグに関係する言葉として使われている場合があることを覚えておきましょう。

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