リウマチとは?見た目ではわからないつらい症状を解説

雑学

リウマチとは?見た目ではわからないつらい症状を解説

「リウマチ」という言葉は聞いたことがあっても、実際にどのような病気なのか、詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。

関節リウマチは、関節に炎症が起こり、痛みや腫れ、こわばりなどが生じる病気です。特に特徴的なのが、朝起きたときの関節のこわばりです。

しかも、関節リウマチは外見だけでは病気だとわからないことがあります。「普通に歩いている」「仕事をしている」「見た目は元気そう」と思われても、本人は強い痛みや疲労感を抱えている場合があります。

この記事では、関節リウマチとはどんな病気なのか、初期症状、見た目ではわかりにくい症状、原因、検査、治療について、できるだけわかりやすく解説します。

リウマチとはどんな病気?

一般的に「リウマチ」と呼ばれているものの中でも、代表的な病気が関節リウマチです。

関節リウマチは、免疫の働きに異常が起こり、本来なら自分の体を守るはずの免疫システムが関節を覆う「滑膜」などに炎症を起こす病気です。

炎症が続くと、関節の痛みや腫れ、こわばりが起こります。さらに病気が進行すると、軟骨や骨が壊れ、関節の変形や動かしにくさにつながることがあります。

つまり、単なる「年齢による関節痛」とは違い、免疫の異常が関係する全身性の病気なのです。

リウマチの代表的な初期症状

関節リウマチでは、初期の段階からいくつかの特徴的な症状が現れることがあります。

1.朝のこわばり

特に特徴的なのが「朝のこわばり」です。

朝起きたときに手や指が思うように動かず、手を握りにくかったり、布団から起き上がってすぐには体が動かしにくかったりします。

しばらく体を動かしていると少しずつ楽になることがありますが、単なる寝起きの体の硬さとは違い、長く続くこわばりが特徴になることがあります。

また、朝だけではなく、昼寝をした後や長時間座っていた後など、関節をしばらく動かさなかったときにも、こわばりを感じることがあります。

2.関節の痛み

手指、手首、足の指などの小さな関節に痛みが出ることがあります。

最初は一部の関節だけだったものが、時間とともに別の関節にも症状が現れる場合があります。

「最近、手首が痛い」「指を曲げると痛い」「ペットボトルのふたが開けにくい」など、日常生活のちょっとした変化から気づく人もいます。

3.関節の腫れ

痛みだけでなく、関節が腫れることもあります。

指の関節が以前より太くなったように感じたり、指輪がきつくなったりすることもあります。炎症がある部分では熱っぽく感じることもあります。

ただし、症状の現れ方には個人差があり、必ずしも左右対称に症状が出るとは限りません。

見た目ではわからないのがリウマチのつらさ

関節リウマチの大きな問題の一つが、外見だけでは症状のつらさが伝わりにくいことです。

関節の炎症があっても、外見上は大きな変化がない場合があります。

本人は「手が痛い」「朝は動きにくい」「体がだるい」と感じていても、周囲から見ると普通に生活しているように見えることがあります。

そのため、「見た目は元気なのだから大丈夫」「少し痛いだけでは?」と思われてしまうことがあります。

しかし、関節リウマチでは、関節の痛みだけでなく、全身の倦怠感、微熱、貧血などの全身症状がみられることもあります。

つまり、リウマチは「関節だけの病気」と考えないことが大切です。

日常生活で感じる意外なつらさ

関節リウマチになると、日常生活の何気ない動作が負担になることがあります。

  • 朝、布団から起き上がるのがつらい
  • 歯ブラシを握りにくい
  • ボタンを留めにくい
  • ペットボトルのふたが開けにくい
  • 包丁や調理器具を持つのがつらい
  • スマートフォンを長時間持つと痛む
  • 階段の上り下りがつらい
  • 長時間歩くと関節が痛む

一つ一つは小さな変化に見えても、それが毎日続くと大きな負担になります。

また、痛みやこわばりだけでなく、体のだるさが強くなることで、仕事や家事、外出などにも影響することがあります。

リウマチになる原因は?

関節リウマチが発症する正確な原因は、現在でも完全にはわかっていません。

遺伝的な要因に加えて、喫煙や歯周病など、さまざまな環境要因が関係すると考えられています。

ただし、「これをしたから必ずリウマチになる」という単純な病気ではありません。

また、リウマチは高齢者だけの病気でもありません。さまざまな年代で発症する可能性があります。

リウマチはどうやって調べる?

関節リウマチの診断では、症状だけでなく、医師による診察や血液検査、画像検査などを組み合わせて判断します。

血液検査では、炎症の程度を調べたり、リウマチに関連する自己抗体を調べたりします。

ただし、血液検査だけでリウマチかどうかを完全に判断できるわけではありません。

関節の腫れや痛みがどこにあるのか、どのくらい続いているのか、症状の経過などを総合的に確認することが重要です。

リウマチの治療は早期対応が重要

関節リウマチは、以前は徐々に進行していく病気というイメージが強くありました。

しかし現在では、できるだけ早い段階から炎症を抑えることが重要だと考えられています。

治療では、抗リウマチ薬を中心に、患者さんの状態に応じてさまざまな薬が使用されます。必要に応じて生物学的製剤などが検討されることもあります。

どの薬を使用するかは、症状の程度、検査結果、年齢、合併症などを考慮して医師が判断します。

自己判断で薬を中止したり、量を変更したりすることは避け、主治医と相談しながら治療を続けることが大切です。

こんな症状が続いたら一度相談を

次のような症状が何日も、あるいは何週間も続いている場合は、放置せず医療機関への相談を検討しましょう。

  • 朝、手や指がこわばって動かしにくい
  • 手指や手首の関節が繰り返し痛む
  • 関節が腫れている
  • 複数の関節に痛みがある
  • 以前より手に力が入りにくい
  • 原因がはっきりしない体のだるさが続く
  • 微熱などの症状が続いている

もちろん、これらの症状があるからといって、必ず関節リウマチとは限りません。

変形性関節症やほかの炎症性疾患など、似た症状を起こす病気もあります。そのため、自己判断せず、症状が続く場合は医師に相談することが大切です。

リウマチは「見た目」だけでは判断できない

関節リウマチについて知っておきたいのは、病気のつらさと外見が一致するとは限らないということです。

一見すると普通に歩いていたり、仕事をしていたりしても、本人は関節の痛みやこわばり、疲労感に悩んでいることがあります。

特に初期段階では、関節の変形が目立たないこともあります。

「見た目は何ともないから大丈夫」と考えるのではなく、本人が感じている痛みや動かしにくさを理解することが大切です。

まとめ

関節リウマチは、免疫の異常によって関節に炎症が起こる病気です。

代表的な症状には、関節の痛み、腫れ、朝のこわばりなどがあります。さらに、倦怠感や微熱などの全身症状がみられることもあります。

特に注意したいのが、見た目では病気のつらさがわからない場合があることです。

「朝、手が動かしにくい」「関節の痛みや腫れが続いている」「以前より日常生活の動作がつらくなった」といった変化があるなら、年齢のせいだと決めつけないことが大切です。

関節リウマチは早期に診断し、適切な治療を始めることが重要とされています。気になる症状が続く場合は、医療機関で相談してみましょう。

※この記事は関節リウマチについて一般的な情報を紹介するもので、診断や治療を行うものではありません。気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。

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